(yumi ゆみ さんのツイート↓)

英国NHSの悲劇

友人のお年を召したお父様は、今、A&E救急に待機中。

ウイルス感染と敗血症と診断され、
ベッドが空くのを椅子に座って待っている。

もう25時間も!

救急は満杯
でも、だ~れも、
スタッフさえマスクをしていない!!!!

twitter.com/ygjumi/status/1758

(引用されているDame Saさんのツイート↓)

My friend’s elderly dad is in A&E and it’s a shitshow. 😞

He’s been diagnosed with a “viral infection” and sepsis and has been sitting on a chair waiting for 25 HOURS for a bed!

My friend said it was packed and nobody, not even staff, was wearing a mask. 🤯

twitter.com/longcovidhell/stat

英国NHSの惨状は我々日本人にとっても他人事ではありません。先日聞いたポッドキャストによると、ガンの疑いを家庭医が見つけても、専門医による検査の待ちが平均3か月以上かかり、治療の遅れから、進行して手術ができなくなったり、転移してしまうなどの例が報告されています。

国王のガン発表が話題になりましたが、国王はNHSではなく、自由診療の民間医療機関を利用しています。以前、億万長者のリシ・スナク首相も、NHSを利用していない疑いをかけられたことがあります。

日本の皆保険制では、個室とか食事以外の医療の部分は、患者の経済状況で差別されることは、自由診療以外では建前上はありません。今、自民党政府は、民間医療保険を参入させようとしています。そうなると、皆保険制度だけに頼る富裕層でない国民の医療のレベルは下げられるでしょう。絶対に許してはいけないと思います。

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@sabuchan

今の厚労省、もうだいぶ前からイギリスのNHSを手本にして制度改革を進めてきてますよね。コロナ対策も、@vogelsang7さんがあかたちかこさんだったかDELIさんだったかの配信動画にゲスト出演していた時にかなり分かりやすくそこら辺のことを説明してくれていました。

精神科領域でのエビデンス重視の認知行動療法推しみたいなものも、明らかにイギリスの真似です。実際にはイギリスはしかしまだその一方で精神分析(時間がかかる治療。エビデンスも出し難い)的なものも古くから国の中に広く深く根を下ろしているので、そこら辺は日本にはないのに、ただ認知行動療法(比較的短期的な治療)の推進にだけ力を入れている。

@sabuchan イギリスは歯科治療でさえ、「何ヶ月待ち」みたいになっているので、業を煮やして、自分で抜歯してしまう人とかがいる(マジか😳)っていう記事も一昨年くらいに読んだことがあります。

英国歯科の状況ここまで悪化しているですね。BBCによると、海外からNHSに応募する歯科医師に英国の試験なしで、治療を許すことを検討中とか。

bbc.com/news/health-68325203

精神科領域についてよくわかりませんんが、NHSのサービスが全体的に急速に悪くなっているのは事実のようです。日本の場合、NHSにならっても、今高齢化で、もうすぐ人材不足が来るのは避けられないでしょう。

英国の場合、英語でいいので、旧植民地国やその他、海外から優秀な医師や医療従事者が入ってきます。彼らがいることで、人材不足に関しては、多少助かっているようです。

日本には、そういう高度な技術者は来てくれないでしょう。政府は使い捨ての労働者がほしいだけみたいですから。

昨晩の深夜にNHSの惨状の件、さらっと返信させていただきましたが、その後マストドンで読んでいただいた方が多いようなので、できるだけ早く、英国メディア、BBCやGuardianを中心として、昨年から収集したきたニュース等を少しまとめたいと思います。

英国NHSと日本の皆保険制度は、仕組みや運営は異なりますがゴールは同じです(「でした」がより正確かな?)。皆保険制(Universal Health Care))は、国民の健康だけでなく、職業選択、生産性等にも大きな影響を与え、国を支える大変重要な仕組みです。

皆保険制度のない米国の状況を反面教師として、日本の今後の進路をよく考えなければなりません。「医療」は、自由競争や自己責任に任せられるものではないからです。

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