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「WSJ(ウォールストリートジャーナル)砲」がイーロン・マスクに痛烈な追い打ちをかけている。
wsj.com/tech/elon-musk-tesla-m

1月30日、デラウェア州の判事は、イーロン・マスクがテスラから受け取った総額550億ドル(約8兆1600億円)の役員報酬パッケージを無効と判断。このニュースは大きく報道された。裁判所が問題視した点を、調査報道に基づき痛烈に批判した長文記事。

テスラの株主は、マスク氏が自身の報酬決定においてあまりにも大きな役割を果たしているとして訴訟を起こしていた。裁判所は、2018年、マスクの報酬パッケージに署名した取締役らはマスクと人間関係が濃すぎ、株主に対する利益相反があったと判断された。

この追加報酬の必要性を弁護士に説明したマスクのメールには「追加報酬は、実存的リスク(注:人類絶滅のリスク)を最小化するため、可能な限り多くの資金を火星に向けて投入できるようにするため」とあった。公開企業であるテスラの株主を納得させる説明といえるだろうか。

テスラやスペースXの現・元取締役の中には、マスクの違法薬物使用を知っていながら、マスクの機嫌を損ねることをおそれ公の行動を起こしていない者もいた。(続く

テック業界の大物、Oracle創業者でCEOのラリー・エリソンはテスラの元取締役だ。イーロン・マスクに「クスリを抜くためハワイに来る」ことを勧めた。ほかにも、マスクに薬物リハビリ施設に行くよう促した知人もいる。

元テスラ、現SpaceXの役員であるSteve Jurvetson(スティーブ・ジャーベトソン)は、SpaceXの初期投資家。マスクと一緒にLSDやエクスタシーを使用したこともある。テスラ顧問弁護士Todd Maronは、マスクの離婚交渉に関わったことがあり、またJurvetsonの元恋人との交渉にも関わった。

日本の積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) の理事兼 CIO(最高投資責任者)である水野弘道はテスラの役員を3年つとめたが、テスラの役員会は「厳しい規則や規制に服する公開会社ではなく、むしろ封建的な領地を所有する同族会社のように運営されている」ことに気付いた。水野はマスクに飲みに誘われることはあっても、プライベートなパーティーやイベントに出席することは避けていたという。

感想:「テクノ封建制」を地で行く展開。裁判所は、イーロン・マスクらテック・オリガルヒたちが公開企業のルールを堂々と破っていたと判断した。

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