スピルバーグの『ミュンヘン』と言う映画が批判されているのを見かけたので、昨夜は敢えてそれを観ました(ザックリまとめるとユダヤ人の秘密組織がアラブのテロリストを次々に暗殺していく映画です)。
一見、どっちにも言い分があるとか、そうやって殺し合っても虚しいとか言っているようで、中立的な描き方のようにも思えて、釈然としないまま最後まで観た。
観終わって思ったのは、「シオニストの主張に正当性があってパレスチナ人は(必ずしも悪い人間ではないが)自分たちの領土欲しさに悲しい努力をしている」みたいな、かなり現状の歪んだ理解と、あとそう言う状況を生み出した歴史や欧米人の罪は完全に無視されていたことでした。
やっぱり元々スピルバーグってそんな感じだったんだなぁと改めて思った次第。