というか個人はもうずっとバタバタ倒れて行っていて、インボイスがとどめの一撃。

飲食業で言えば、景気低迷、物価高、消費増税、キャッシュレス対応、HACCP、コロナ禍、インボイス、(一応社会保険の適用厳格化や強制徴収も)、ずっと負担増が続いている。

この間ずっと世の中は小さいとこ弱いとこはどんどん退場して行ってー。どうぞどうぞー。で来ている。

いままでバタバタ倒れて来ているのに、それに気付かなかった奴らが今回は気付くかどうかといったら、わたしは気付くわけがないと思っている。

「仕方ない」なんて思わない。「街がすっきりしたなあ」ぐらいではないか。と思っている。

こんな風に世の中がなってくると、大きなところが効率化を図って、人を安く買い叩いてやった方が、そりゃあどう考えても無駄がなく、「生産的」って思われるんだろう。

でも何事によらず、個人や小さいところが頑張れている状況って一番の贅沢だし、多分、人間の本当の意味での豊かな「生産性」あるのも、結局はそういう場所なんじゃないの。「何かが生まれる場所」というか。

壊されちゃった築地市場とか。

2010年くらいまでずっと30年近く私が髪を切って貰ってた美容師さん、渋谷のマンションの一室みたいなところで、ひとりで気ままに店やってたんだけど(友だちと一緒にやってた時期もありいろいろだった)、その人、渋谷の店閉じる頃(故郷の福岡に帰って店やるということだった)、「渋谷の街がつまんなくなった」ってボヤいてた。

「昔は個人の店がたくさんあったのに、いつの間にかチェーン店ばっかになっちゃった」って。

そんな街、つまんないんだよね。

馬鹿な行政官にはそんなことも分からないのかもしれないけど。

新しいものが生まれる可能性を秘めた、一番豊かで贅沢な空間を切り捨てて「生産性」もへったくれもあったもんじゃない。

From: @fukuyoken3daime
toot.blue/@fukuyoken3daime/111 [参照]

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成金ではない、本当のお金持ち(先進国)はそういうところにお金を使う贅沢を知っているんじゃないか。「無駄」なところにお金を掛けられることは人間にとっての一番の贅沢なのに。

残念ながら、日本はモノの価値を知らないただの成金に過ぎなかったから、あのバブルの頃の唸るほどあったお金も、まさに「あぶく銭」として雲散霧消。

戦後の日本の豊かさの象徴のような森や林や施設もみんな潰して、それでも個人の努力で何とか頑張ってやってきた、謂わば「無形文化財」みたいな店や個人事業主さえも、今、国は殲滅作戦を行おうとしている。

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