第1章序説
第2章東京電力福島第一原子力発電所の事故と海洋汚染
第3章 放射能物質をめぐる食品安全行政のしくみと出荷制限措置
第4章原発事故後のリスクコミュニケーションと検査体制
第5章福島県における試験操業
第6章 汚染水問題と対策
第7章 福島産水産物の流通対策
第8章 ALPS処理水の海洋放出をめぐる政府の動きと対策
第9章 ALPS処理水の海洋放出に向けての動向(2022年前半期)
第io章「風評」と震災に伴う市場構造の変化 第11章論点の整理

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80歳の農水相が覚えきれない(?)「処理水」だが、経産省のHPには「東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水のことです」とある。

これが実はこういうことだったとこの論文で知った。

「なお,トリチウム水タスクフォースが設置された当初はALPSによる処理水のことを「トリチウム水」としていた。ALPS処理というのは,トリチウム以外の核種を除去し,トリチウムだけが残る,というものだからである。しかし,実際にALPSで処理した処理水には,原子力発電所からの排水に定められているセシウムなど微量(規制値(法定告知濃度)を下回る量)の核種が含まれていることがある。それゆえ,含まれる核種がトリチウムだけではないということから後にトリチウム水ではなく,ALPS処理水という名称になった。」

当初は「ALPS処理」して精製される「トリチウム水」だったはずなのが、調べると「トリチウム以外の核種を除去し,トリチウムだけが残」らず、多種多様な放射性物質がありすぎたためにそうとは呼べなくなり、しかたなく「ALPS処理水」となった、と。。。

これはなんといったらよいのだろうか。 [参照]

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