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今NHKBSでローマ街道のルポをやっていて、さっきマクドナルドの下から出て来た石畳のシーンが写っていた。つくづく、日本とは道路に対する考え方が違う文化圏だったんだなぁと痛感する。

石畳で舗装するとなれば、莫大な資源を動かす必要が出て来る。当然それはローマ帝国の予算で作っている筈だろう(当時の国家予算の考え方がどういうものだったかはさておき)。

日本は大正時代に自動車交通への対応のために国や地方公共団体が出費する仕組みを作るまで、道路の整備は地元が負担するのが原則。架橋などで一部例外はあっても、通行量がどれだけ増えても地元が受け持ってやらないといけなかった。江戸時代まではその負担が過重にならない様に、主要な道を大八車を通行させるのを禁止したりして道路への負荷を減らす施策が取られていたくらいだけれど、明治政府がそれを撤廃してしまったから、その後は道が荒れ放題になっていくという悪弊に苛まされることになる。

まぁ、日本は島国であるが故に、大量輸送は海上を使えたという事情もあったとは思うけれど。

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