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日本社会の支配構造

日本社会の構造を極端に単純化して言うと、大企業支配と対米従属、この二つです。そして、もう一つ、官僚組織を中心とした「戦前」との連続性です。

つい先日使った比喩で言えば「大企業」が「イエ」としての統合力を発揮。

往々にして大企業の社員は「イエ」への過剰忠誠へと転がり落ちます。

その典型は、汚職事件に際して、「日商岩井は不滅です」の遺書を残して自殺した重役です。

結局、日商岩井は「不滅」どころか倒産して消滅しましたけれども。

そもそも企業は株式会社ですから、いつでも「解体」し得る法的構成になっている。

昔、黒沢明に「悪い奴ほどよく眠る」という映画がありましたが、この構図、現在も全く変わらない。。

金融・保険、鉄鋼、エネルギー、自動車などの業界内部の関係が「ムラ」の慣行、となります。

ゼネコンの「談合」などはその典型です。

しかし、業界の頂点にある数社は、それぞれ膨大な系列をもっており、系列を含めて一つの「疑似
イエ」とも言えます。

ですから、「イエ」と「ムラ」に代表される秩序感覚・制度もWWII以後の現代資本主義に再編されて、現在に至る、と言えます。

この大企業支配という面では、1960年代からの一貫性の方が目立つ、とも言えます。

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