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まひろと三郎の思い出を紫の上の「雀の子を犬君が逃がしつる」に使ったのを読むであろう道長を思うと、中年の源氏がどんどんもてない男になっていくのを、その道長がどんな気持ちで読むのか、あるいはそのころの道長がどんな人柄に描かれているのか、想像するのが怖い。 

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