土日と家族の用事で出かけていて、オリンピックのマラソンみられないはずだったけど、男子の後半と女子丸ごと見られた。
女子のほうは、ラスト1キロくらいがエチオピアのアセファとオランダのハッサン(エチオピア出身で難民としてオランダへ)の一騎打ちとなり、超人ハッサンがラストスパートで勝利、優勝した。
ただアセファのほうが、妨害があったとして抗議したらしいが却下された。テレビで見ている限りでは、明らかに、抜かされそうになったアセファが再三妨害していた(そのせいでハッサンは転びそうになった)のに、何様かと思ったら、業を煮やしたハッサンが肘で押しのけたらしい(つまり肘打ちというか)。
これはあくまでも憶測だけど、陸上王国エチオピアでは、オリンピックや世界陸上で金と銀では報酬が段違いなのでは。陸連関係者の首がかかっているかも。だから、少しでもチャンスがあるうちは、なんとかして金メダルを手にしようとあがく。たぶん、シューズメーカーからも報酬が出るし。
日本では、ハッサンの超人ぶりとか、人柄とか、負けても「それも人生」と笑い飛ばせるところとかが、陸上ファンの間で大変な人気なのだけれど(わたしも大好き)、オリンピックにからむ金のあれこれの匂いが、ここでもしてしまう。
いつもにもましてドロドロのオリンピックだった。