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上流貴族から見て下流貴族は「人の数に入らない」。ましてや庶民の孤児なんて、飢えて死んでも知ったこっちゃない、みたいなことを言った宣孝は、当時の貴族としてはたぶん普通の反応。でもその庶民の働きのおかげで食べていけるのだ。実際に紫式部は、天皇の輿を担ぐ人たちの痛み苦しみを想像できる人だったことが書き残されている。本当は上流貴族だったのに落ちぶれたという悔しさと、しもじもの者の痛みがわかる感性の両方を持ち合わせてしまって、生きづらかっただろうなと思う。 

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