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「これまでの西洋哲学の入門書は言ってみればずっと『男の子のための西洋哲学入門』ばかりになっていました。男性が、男性哲学者の話を、男性である自身の経験を例として使いながら解説していたのです」

「この本はあえて『女の子のための』と銘打っています。もともとどの性別向けでもなかったもののなかに『女の子用』をつくるためではなく、もともと『男の子用』だった世界に『男の子用』でない場所をつくるためです」

原著は『Philosophy for Girls : An Invitation to a Life of Thought』、ほぼ原著通りの邦訳タイトルですね。訳者陣が全て女性である所にもこだわりを感じられます :blobcatbook:

『女の子のための西洋哲学入門 思考する人生へ』
メリッサ・M・シュー、キンバリー・K・ガーチャー 編
三木那由他、西條玲奈 監訳
青田麻未、安倍里美、飯塚理恵、鬼頭葉子、木下頌子、権瞳、酒井麻依子、清水晶子、筒井晴香、村上祐子、山森真衣子、横田祐美子 共訳
フィルムアート社
filmart.co.jp/books/978-4-8459

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