あと恋愛関係で、お互いがお互いのことだけみてるような間柄には惹かれなくて…相手が即ち世界、みたいな、離れたくない、ずっと一緒にいたい、よそ見しないで、こっちを見て、みたいなのが、あんまりわからない。昔はもっとわかったような気がするが。これはもう、自分の在り方と深く結びついていて、フィクションでもそういうものはあんまり求めなくなってしまった。たまには相対して、お互いのことをみててもいいのだけれど、基本的には同じ方向を向いててほしい。見えてるものがちがっていてもいい。
世界のなかに独立して存在してるひとりのひと同士が、他のひととも関わりを続けるなかで、互いにタイミングが合って、肩を並べて同じ時空を共有している、でもこれは永遠に続くわけじゃなくて、いつ終わるかもわからない、でも今この瞬間にあなたといるのは紛れもない事実で、この出来事や思い出は決してなかったことにはならない、みたいなのが理想