映画『カラフル』
初めて原作を読んだ10代のときはあまりピンとこなかったんだけど(説教くさく感じたのかな? 同じ作者なら『DIVE!!』とかの方が好きだった)また違う感覚で観られた
介護疲れで追い詰められているお母さんが、ストーブの灯油を入れ替えているときに、ぼうっとしたまま注油ポンプを押し続けてこぼしてしまい、玄関のたたきで無言で顔を覆うシーンは、映像だからよりしんどさが伝わってくるなと思った
自暴自棄になって家を飛び出した主人公が、行くところもなくて近所の神社で座り込んでいるときに、ふと顔を上げて「プラプラ?」と天使の名前を呼ぶところは「中学生だな〜」という幼さがあった
でも、そのあと高校生(?)たちに殴られたときに、境内で倒れている主人公のもとへ駆けつけてくれるのは、お兄ちゃんなんだよね
お兄ちゃんもめっちゃいい子だなと思った
なんで10代の自分はピンとこなかったんだろうと考えていたけど、序盤でオチが読めてしまったという影響があるかもしれない
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