昔、偉大なるジョン・カーペンターの功績を好事家達がひたすら語り合う系の某イベントで、ある登壇者が「この時代にモノ作ってる人間でゲームやってない奴は信用できない(※カーペンターは高齢なのに最新のゲームを息子と一緒に遊んでいて偉い、という文脈)」と発言し喝采を浴びていたが、honninmanには自らが非ゲーマーである事のコンプレックスが長年あり、この時もしっかりそれは深まった。同僚にもらったPS4をTVに繋いで闇雲に頑張っていた時期もあるが、ゲームを楽しむ回路が自分には全く存在せず、コンプレックスの克服は無限に持ち越しされてきた。しかしコロナ禍初頭、YouTubeでゲームのプレイ動画というものを初めて観て、上述のコンプレックスがあっさり滅却していて驚いた。「この世には、自分がやってみないと気が済まないタイプの憧れと、他人がやっているのを見て気が済むタイプの憧れの、2つの憧れがある」という天啓を受けた。自分にとってミュージシャン憧れはきっと前者で、ゲーマー憧れは恐らく後者であったらしいが、「からすまAチャンネル」への憧れは俄然前者っぽい気がするので今年はゲーム実況なども始めてみたい、と思う。