「NOPE」をやっと観た。目が合った対象を捕食する空飛ぶ謎の巨大不明生物をなんとか記録しようと奮闘するが、生物の出現時に電気機器が使用できなくなる為、それならばと手回し式のIMAXカメラを持ち出し果敢に撮影に挑む展開が冗談みたいで良かったものの、生物側からすればたまったものではないお話でもあった。目を合わせない工夫と言えば先日文学フリマに行った時、出店者の方と目が合うと、ついつい長くお話を聞いたり無分別に商品を買ってしまう自分の性質に気付き「初めに目、合わすべからず」の誓いの実践者として卓上の商品だけを凝視して会場を回るなどの強硬策に出たが、もったいない事をした感もある。以前中目黒で警官に「目が合ったから」という理由で職質をされたが失礼過ぎた。演劇等で客席が囲みの場合、対面の客とばっちり目が合う事があり「観にきたのに見られている」状況というのもある。ジャルジャルのZOOMネタで「今私の画面上のお前と目が合っているという事は、お前はお前のPCのカメラを見て話しているのであり、お前はお前の画面上の私と向き合っておらず、お前の謝罪に誠意はない」とキレ出すコントがあるが、視線はいろいろ難しい。