13年前、東日本からドイツ人が消え、東京のドイツ大使館は閉じられて関西に行ってしまった。ドイツの報道をネットでみると日本が消滅するかのようなセンセーショナルなもので溢れ、大地震や津波もいっしょくたに「Fukushimaのカタストロフ」と呼ばれていた。そのような動きを、そんなものだろうと理解はしたけれども、私の中でドイツというものと心情的に距離が生まれたのは否めない。
そして、昨今のイスラエルとガザの問題。ドイツとの心情的距離の拡大、第二弾。ドイツ語の授業は淡々とやろうと思うけれども、心の中の引っかかりはどうしたって学生の前で表に出てしまうだろう。