何を勘違いしているんだろうといつも思うのだけど、私たちがどんな思想を抱くのか自由であるということ、あるいはどんな政党、どんな候補者を支持するのか自由であるということは、それが評価の対象にならないということを含意しないのよね。
どれだけ酷い人種差別でも、そうした思想を抱くこと自体は誰にも妨げることができないし禁止することもできない、それだけでなく妨げたり禁止したりしてはならないのよね。だからと言って、そうした思想を抱くことが誰からも非難されないわけではなく、その思想や立場を表明すればその限りにおいて非難もされるし、場合によっては法的な処罰の対象にもなる。
個々人がどんな政党やどんな候補者を支持しようがそれは誰からも干渉されることのない当人の自由だけど、当然にそのことに対する責任は伴うわけで、そりゃナチスを支持すれば徹底的に非難されるように、不正ばかりおこなっている自民や維新を支持すれば当然に非難する人は出てくるわね。それを八王子市長選で「自公推薦に投票した人も有権者のひとりであなたと違う選択をしただけ。立場が違うからといって自公推薦に投票した人を非難するのはおかしい」は論外。
@heping それは買いかぶりかもしれませんが、じっさい論理的にものごとを捉えて考えることができる人が少なそうだということもまた事実で(あるように思われて)、そうするといまあるような現実が出来上がるんですよね。それではいけないでしょうとずっと声をあげていかなければならないとは思っていますが。