『視線』Netflix
シリアルキラーが自分の孤独さを埋めるために殺す女性を見続けるが女性の視線は死んでからのものというのが人間をモノにしているのがどうこうというより孤独でいない勇気をもてないのだなと思った。ルーマニアにつれてこられて孤独であるジュリアンだが言葉を覚えようとするしストリッパーである隣人と友情をはぐくみ始める。彼女の出した勇気と行動を夫や警察官は馬鹿にするが彼女は最後まで行動している。だからこそのあのラストなのだろう。
ジュリアンの友人や乗車したタクシーの運転手は言葉を話せない彼女を軽い気持ちで馬鹿にするが、イリナは自分も経験があるから馬鹿にしない。そしてジュリアンも彼女の職業をさらっと受け止めている。
また薄暗い画面とかさむざむした空とかが彼女たちの孤独をしっかり表していてよかったな。