足利市立美術館「顕神の夢 ー霊性の表現者ー 超越的なもののおとずれ」を最終日に滑り込みで観てきた。
不思議なインパクトのある作品ばかりで、一見して「怖い」と感じるものも多かった。萬鐡五郎、佐藤溪、船越直木の絵画がとくに怖かった。子どものころに見たら夜中に思い出して泣いていたと思う。萬鐡五郎の「目のない自画像」をはじめ、思わずギョッとしてしまう自画像が幾つもあったのも忘れがたい。
好きだったのは古賀春江「孔雀」、花沢忍「宇宙について」、広島平和記念資料館に展示されている「人影の石」に衝撃を受けて描かれたという八島正明「給食当番」。
どの作品にも異様な迫力があるうえに、キャプションがちょっと陶酔的というか、作品と一定の距離がある書きぶりではなくて、かなり「あてられる」感じがあった。図録が売り切れていたからけっこう人が入っていたのだろうが、みんなは大丈夫だったんだろうか…
http://www.watv.ne.jp/ashi-bi/2023-Kenshin.html
せっかく夏休みをとって足利まで来たので、足利学校と鑁阿寺にも寄った。足利学校にはアニメ絵の小野篁がいて、声優さんが論語を素読していた…。鑁阿寺は広々していてとてもよかった。
東武足利市駅を出てすぐ、渡良瀬川があって、ここが森高千里でおなじみの…と渡りながらしみじみしたりした(世代がバレるね)。
あと足利市立美術館に刀剣の気配があって、そういえば山姥切国広のゆかりの場所か…と思い出すなどしました。
それにしてもとにかく暑かった…
最高気温35度を超える猛暑日は、ちょっと外をうろうろしているとそれだけで熱中症になりかけるということが身にしみてわかった。
7月に家族でドライブをしたときの行き先も佐野だったので、この夏は栃木づいていますね。
佐野では家族がお店を調べてくれていてたいへんおいしいラーメンを食べたんだけど、私はそういう下調べをぜんぜんしていなくて、たまたま見かけた雰囲気のよいカフェでレモンタルトを食べました(おいしかった)。