『あなたを探し求めて』を良いと思ったのは、もちろんエイブリズムを問う切り口そのものの社会的意義もあるんだけど、それが数歩離れた客観からの提言ではなく、あくまで「エラ・グレンディニング監督自身の身体と経験から語られている」と感じられる、セルフドキュメンタリーとしての視点の一貫性のようなものがあったことが要因として大きいかもしれない。私はこう思う、私がこう思う、私はこう生きている、私がこう生きてきた、の切り分けが明確にあり、彼女自身の人生を使って、映画と彼女のすべてを祝福している。
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