心理学をよく知らない人が半端な知識を振り回すみたいなのを見かけたのだけど、いじめや虐待の研究は社会学や公衆衛生学の観点からも行われているし、中井久夫の見事なエッセイもありますよね。
何よりこういう人に気をつけてとかカルトに気をつけてという発信をやっている人たちは半端どころか直接の被害者であることが多いのです。
自分もいじめ、毒親、部活のシゴキ、カルト、パワハラ、全部被害に遭ってきてます。さらに発達障害者への差別にも遭ってきました。
実際の被害者からの注意喚起という点が無視されることのほうが疑問です。
ジェンダー学者が市井の女性の人たちの経験や言葉を軽視するのと同様、ハラスメントやカルトの被害者の経験や言葉を軽視して学者のほうを大事にする現象が起きているのだと思います。