今年の夏に出た本なんで、現代の状況に影響を受けた記述感は否めないけど、参考になる
『事典 太平洋戦争と子どもたち』より
"戦争体制が形成されていくプロセスと現実は、次のような要件で構成されていると考える。
①海外で戦争ができるための法律の制定
②戦争を遂行できる軍隊と軍備の拡張
③国会における、戦争肯定政策を掲げる政党の多数派形成と批判勢力の後退
④ 戦争を遂行できる国家予算と戦争財政の拡充 (軍事費の増大)
⑤戦争を支持し熱狂する大衆と扇動するマスコミの存在
⑥ 学会や研究団体の右傾化と戦争政策への融合、戦争推進を思想的に支える教育体制の整備、子ども・青年層の熱狂的な支持の広がり"