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>私たちは記事にすると何らかの不利益があるから書かなかったのではなく、「しょせん芸能界のスキャンダル」というような意識で軽視していました。だからこそ、記憶にも残らない話題だったのです。
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派遣労働も非正規労働も、就職氷河期世代も、氷河期非正規も、何事においても、「しょせん…」という記者の主観によって軽んじれてきたんだな、と腹落ちした。

東京新聞に限らずどこの新聞社もどの記者も「しょせん派遣社員」「しょせん非正規労働者」「しょせん就職氷河期世代」「しょせん氷河期非正規」…という記者の主観により取材され、加工され、書かれ、時には切捨てられ…デスク、キャップ、編集長の方針のもとに紙面というショーウィンドウに並べる。

そう踏まえて過去のそれら記事を読み返してみると、なるほどな、と納得する。
道理で他人事。
派遣労働をオシャレだとか雇用の受け皿とか、派遣社員は好き勝手働きたい集団と十把一絡げで落として、だ、か、ら、しょうがないしかたないと書いたことも「覚えていない」のだろう。

性加害報道は反省したようだが、それ以外に当事者へ結果、石を投げたことになった報道は反省しないのだろうか。
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tokyo-np.co.jp/article/281234

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