低金利の前提での国債の累積は、予算をめぐる議会政治の基礎を破壊したので、もはや通常想定されるような複数政党による政党政治は存在しないのではないか?
予算政治が通常の意味で存在し得ないのであれば、政治的対立の源泉は、性的少数者に関する分野にあるのではないか。たとえば、
・差別的主張の色濃い万年与党が似たような教義を持つカルト教団のご機嫌をとる。
・既存野党系の市民運動家が、そのフラストレーションをトランス女性排斥に向ける。
・共産主義を綱領に掲げる平等イデオロギー政党が、性的少数者の差別に反対する。
・性的少数者の当事者の候補者を持つ新政党が存在する。