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ここであげられている本屋危機の原因はおおむね数十年前から言われ続けていることで、いまさらなにを「とりまとめた」つもりになっているのだろうか、としか思わないですね(そしてこういう話を熱心に役人にしたであろう業界の古参たちにも似たような呆れた思いを抱く)。

解決策などごくシンプルで、年1万円でもいいから「娯楽費」的なものを国が支給すればいいだけである。それを本に使いたい者はそうするし、別のものや貯蓄に充てたい者はそうすればよい。だいたい1億人として予算は1兆円くらいか。軍事費だとか、そのほかもろもろの醜悪な中抜き事業をやめれば余裕でしょう。

mainichi.jp/articles/20241004/

本(屋)だけ助かろう、というのも同様に腹立たしいし呆れてしまう。これは業界人やら本好きやらへの思いだが。

本屋だけ助かっても意味がないんだ、と主張する業界人もいるが、結局それも「出版業界」でしかなく、そのほかの業界のことは考えてなかったりする。
(酷い本屋は「流行りのタピオカは飲むくせに本は買わない」というような無自覚他業界踏んづけを頻繁にしながら自店の低迷を嘆くし、本好きの客もまたそれに同調するが、当然タピオカ屋にも生活があり社会状況の悪化を受けて売上が低迷している、という観点が完全に抜け落ちている)(もっと言えば、タピオカ屋が本屋の客である=タピオカの売上が減れば本を買うお金も減る、という可能性の存在も抜け落ちている)

自分だけ助かればいい、という思考回路は結局のところ現政権の思考回路と同じ、ということにもおそらく気がついていない。

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