こういう釣りアカウントに対して「真面目に反論」「せざるを得ない」状況にある、ということ自体がTwitterの2ちゃんねる化の証になっている気がする。反論「せざるを得ない」のだけど、残念ながらこのアカウントにそれは届かないし、おそらくその周辺にいる者たちにも届かない。つまりただの徒労でしかない。しかしそれでもやらざるを得ない。そういう不均衡が常態化している場所が、多くのマジョリティ=無関心でも生きていられる者にとっての「ふつう/当たり前の場所」になってしまっていることが、本当に苦しい。異常な場所であるということが認識できないまま、その空気を吸っている。だからなにもしなければ差別に傾く。しかしなにかをしても届かない(ことのほうが多い)。
https://twitter.com/shunyamad/status/1684161255337246720?s=46&t=chyQfs6W2RfeREPFeTQ2mA
アカウント名「Prof.山崎シュンペーター」はおそらく経済学者のヨーゼフ・シュンペーターと野球選手の山下舜平大の語呂合わせ的なもので、本当にこのアカウントの中身が学者であるわけではないのだろう、みたいなことも、(さすがにここまでの推測ではなくても)Twitterが2ちゃんねる化していることを踏まえている者は推測できるが、そうではない者はまともにうけとめ「学者がこんなこと言うなんて」みたいな反応をしてしまっていたりする。そういう悪ふざけを前提とした闘い方が許されている場所において、まっとうな正義が勝てる見込みはない。しかし闘わねばならない。本当にクソだ。