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お客さんのマスクなし率も増えてきていて、なるほどこれが世間一般というものか、と感じている。マスク着用を義務付けるのも違うので特に明示はしないし、これまでもしていない。しかし本屋lighthouseにはあらゆるマイノリティ当事者がお客さんとして来ていることが予測できるし、となるとマイノリティであるがゆえの「病院へのアクセスのしづらさ」を抱えていることも予測可能なわけだから、少なくとも私はマスクをつけて感染&拡散防止に努めることが当然の選択になる。

反差別とか打ち出してると客層狭まりませんか?みたいな懸念を持ってる本屋はいまだに多いけど、むしろ逆なんだよな......とずっと思っている。マジョリティ=気にせずに済む者はどんな本屋にも入れるんだから。というか、反差別訴えてる本屋に入りにくいのはもはや「積極的な差別容認者」ってことなので、来なくていいですって話だし。

これ、飲食店(食物アレルギー)の話にすると伝わりやすいのではないかと思っている。たとえばメニューにアレルギー表示のあるお店、大戸屋なんかにはアレルギー持ちもそうでない者も行ける。アレルギー持ちはその表示を見て選べるし、気にせずに済む者は気にせずに済むのだから好きなものを選べばいい。アレルギー表示のないお店にはアレルギー持ちは入れない。ビジネス的にどちらが正解かは一目瞭然。

アレルギー表示のあるメニューを採用している大戸屋が「客層狭まる」とか言われてるの見たことないんだけど、反差別の主張をハッキリ外に出す本屋は心配されちゃう。これ、シンプルに論理の問題なんですよね。だからこの説明うけてもなお不安が残る場合、その不安の根本原因がなにかを探さないといけない。1+1=2という論理に対してもなお不安を感じてしまうということは、その奥に別の要因があるということなので。

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