人々が集まる場所で得体の知れないなにかが投げ込まれる(投げた本人らしき人物が取り押さえられる)、という事態が起きたにもかかわらずその場から避難せず動画を撮ってたりする人ばかりというその様子、まさに日本社会をあらわしているのではないか。日本国民(国民とあえて書く)の多くが、あらゆる事象の本質や仕組みを理解していないため、それらの事象を常に「ようわからんけどなんかが起きてるらしいね、まあ自分には関係ないけど」と捉えてしまう。実際にはもろに関係ある事象だし、文字通り「目の前に危険が迫っている」のだけど、その認識ができない。同様のことが昨年起きているにもかかわらず、である。自分はリビングでゾンビ映画を観ていると思っているが、実際にはゾンビに追われる当事者である(先日隣人が実際にゾンビに喰われたのだからリビングはまさに戦場)、というような間抜けな状態。それを象徴するかのような映像だと思う。

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日本社会で起きてるあらゆる政治的/社会的事象を、アメリカでのハリケーンとか中東での外国人記者の誘拐とかと同じ「距離感」で捉えている。あるいは300m先の名前も顔も知らない人の家が火事で全焼した、くらいの危機感。遠すぎて他人事、あるいは距離的には近いが「あら大変ね、タバコの不始末には気をつけないとね!(うちは吸う人いないから大丈夫だね!)」くらいの世間話感。

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