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「フランシス・ラップの試算では、「もしも穀物が肉食用家畜の飼料にされることなく、また穀物の配分が平等になされたとすると、世界には一日一人あたり五〇〇〇カロリーに達する十分な食料があることになる。」(ハンフリー/バトル『環境・エネルギー・社会』)」(見田宗介『現代社会の理論』)
現代の学問が何か意味あることを語りうるとすれば、生産力の過剰という近代社会の到達点を前提にしたときだろう。

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