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「・・・耕地は「母なる大地」ではあろうが、農耕民はこの「母」を傷つけて作物を栽培し、また穀物神を殺害して作物を奪い取らねばならぬ。地母神、穀物神は両義的存在であり、その怒りはなんとしてでもなだめねばならず、浄めの儀式が必要となる。浄化は強迫症の代表である。これには否認あるいは取消しという機制が動員されている。」(中井久夫『新版 分裂病と人類』UPコレクション2013年、pp.20-21)

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