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手向くるやむしりがたがりし赤い花(一茶)

「花はこの世にいっぱいに咲き乱れている。「ヒエロファニー」[「聖なるものの顕現」]、感動と畏れに充ちたものたちのひとつだった。日本でも江戸時代まではたとえ幼い子供であっても、花をむしることは止められていた。死んで「あの世」の存在になったときに初めて、花は手向けてもらえるものだった。あんなにむしりたがっていた花だよ。今やっとお前に手向けてあげることができるよ。と、一茶は最愛の娘に話しかけている。」(見田宗介『社会学入門』岩波新書2006年、p.55)

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