性産業に関して。
本人が「自分で選んでやっている」と言っていることこそが被害の度合いの深さを示しているような例もあると思うんだな。
あとは、まず何よりも「選択肢のなさ」がある。15の選択肢から選べるひとと、3つの選択肢から選ばなければならないひとの「選んだ」は同じではない。そういう当たり前のことを想像しないで「主体性の否定はよくない」とか言えるひとは、「主体的に選んだ」という言葉で誰がより大きなリスクに晒されることになるのかに無頓着だと思う。
あと、仮に「本当に自分で選んだ」というひとがいたからと言って、性産業を維持しなければならない理由にはならないけどもね。だって、「私は好きで奴隷をやってるんです」ってひとがいたら奴隷制度は維持するべきなの？って話で。
性産業で一番儲けてるのは女衒であって、身体的な労力やリスクを負う従事者女性は搾取の被害者である、という事実の指摘を「差別」呼ばわりしてるひとは、「被害者」をなんだと思っているの？恥ずかしいものだと思ってるのかね？恥ずかしいのは加害者であり女衒でありそいつらに塩を送っているあなた達の方だよ。