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comic-days.com/episode/1407960
『【モーニング・ツー読み切り】画家とAI』

近代の西欧と思われるどこか。
画家たちは「ノーム」の存在に怯えていた。技術を学習し、即座に描いてしまう妖精たち。
お人好しの画家モーリスは、ひとりノームに寄り添った。
(そして遠くに戦争が忍び寄る)

大作短編。
甘い物語だと言われればそうだけれど、こういう真っ当なメッセージをすごく、久しぶりにもらった気がした。

モーニング・ツーの読み切り『画家とAI』のネタバレなので伏せる。このトゥートの上トゥート↑にリンク貼ってあるのでご興味あれば先にどうぞ、善いマンガです。 

読み切りの構成として、後半のNO WARは要らないはずだと思って、

切ってしまっても全然通用した。でも入れた。

今、社会的に戦争が匂う世界で、それは有意義なことなんです。この国でもバカが戦争を煽ってる。こういうメッセージは、どれほど甘いとしても希望として嬉しいよ。

なにより、これこそAIにできないことで。イデオロギーを含むことは、AIにできないこと。

これはまさにこのマンガに描かれている、「創作に思想を塗り込む」というやつです。

西洋美術は、過去より政治と哲学とセットなのです。日本ではいつしか切り離されているけれど。

このテーマを日本舞台でやってくれたらな、とちらっと思ったけど、これは西洋美術の思想でもあるので、日本以外のシーンで正しいんだなと思い直した。

モーニング・ツーの読み切り『画家とAI』のネタバレなので伏せる。このトゥートの上トゥート↑にリンク貼ってあるのでご興味あれば先にどうぞ、善いマンガです。2 

作中、創作の工程を思索するにあたり、キュビスムなどにも思考を巡らせていて、

それがAIにできないことじゃん。新しい絵の構造を生み出すこと。

この短編自体の物語の作りはものすごく古典的な(いい意味で)のに、AIっていう新概念を入れるだけでこれだけ視点がまた別に開けるの、素晴らしい転換だと思ったよ。「AIのある世界は前提で、じゃあ自分は何をするか?」ということに向き合ったっていう。

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