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自己決定権尊重の文脈から肯定的にSex Work is Workを語りだす左派リベラルの間抜けさは、いつまで続くんだろうねえ。Sex Work is Work論つーのは、経済徴兵制とオモテウラの構図だよ、あれは。貧困問題、福祉機能の不全状態を自己責任論(=自己決定権の尊重)で回収する、というのはネオリベラリズムの典型だと気が付かないもんかねえ。「私は竹中平蔵信者です」というタスキしてないとわからないかね、それがネオリベラリズムだと。

自己決定権の尊重の名のもとで統治サイドが用意する「 セーフティネット」が、若年男性には経済徴兵制、若年女性にはSex Work is Workだよ。こんな簡単な罠に引っ掛かるほうがどうかしている、しかも学者が。

学者、研究者やジャーナリストたちによって非正規雇用の増大と弱者男性論がセットで語られる違和感が消えないのは、彼らが日本社会の現実を見誤っているからだと俺には思えるからなんだよね。これって戦後一貫して行われてきた女性労働政策を男性にシフトさせたに過ぎないんだから。そんなこといったら女性はずっと弱者固定だよ。年金3号問題にしてもそうだけど、学者、研究者、ジャーナリストに労働組合幹部、ちゃんと現実わかっているのか、ものすごく不安になるのよ。

バブル全盛、株価上昇局面を迎えた80年代中盤から、奥村宏が言うところの法人資本主義(業績にかかわりのない株高構造を支え、系列内外を問わず業務提携を支える持合が企業経営に対する監視機能を喪失し無責任体制を構造化する)の徹底から起きる株価維持対策としての雇用流動化政策の一環=フリーターなる存在の肯定化、が起きたけど、このときも社会学者は「フリーター」の存在を、若者の生き方の問題に読み間違えて大失敗したが、あの時と同じ過ち、何度繰り返せば気が済むのだろうね

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