時々「美しさ」とはなんだろう、と考える。
20歳のときのわたしの顔。写真を見ると、そりゃ若い。頬もふっくら、シワなど全くない。微笑みも美しい（わたしなりに、だよ。うん）

でもわたしは20歳のわたしが大嫌いだった。生焼けのトーストのようになにもかも中途半端で、それなのに鼻っ柱だけは強く若くて無知だった。
挫折も何度も経験した。しなくてもよい経験ももちろん沢山した。今思い出しても歯ぎしりしたくなるような経験だ。

そして今のわたしがある。

そのわたしを「劣化」と切り捨てることはたやすい。そしてそうするひとも多いだろう。
彼らはわたしの皮膚と体型を昔のわたしと比較するからだ。

でも、わたしは胸を張って言おう。
「わたしは今のわたしを作った若いわたしがいとおしい。そして、今のわたしがその何十年もの経験を担ってこの顔と体になったことをさらにいとおしいと思う。」と。

今の現代世界では、60歳は「ジジババ」ではなくなった。それなのに、10代20代の女性がいまだに「花の盛り」だ。うん、見た目でね。

見た目？そんなものが何だ。毎分毎時見ていて飽きないか。それだけが生きがいなのか。それだけが人生なのか。

あなたは今20代かもしれない。ただしその期間はびっくりするほど短い。
そのあとの人生をどう生きるかは、あなたがその皮膚だけに生きがいを見出すか、またはそのほかの生きがいを見出すかにかかっていると思う。

ちょっと立ち止まって考えてみようよ。さて、これからの50年をどう生きたい？

@manchee902 おお、わたしもそう思います！あの臥虎藏龍のときの彼女は主役としてのチャン・ツィイーよりはるかに存在感がありました。