この萩尾望都のエッセイは、萩尾望都に嫉妬する竹宮恵子と、自己否定で沈黙してしまう萩尾望都自身の半世紀に渡る確執の話だ。わたしは彼女らが一時共同生活をしていたことすら知らなかった。
萩尾望都は大好きだったし、時々書かれる「ポーの一族」続編は今も楽しみにしている。
竹宮恵子の「風と木の詩」はあまりにも暗くて残酷で途中で挫折。竹宮恵子は「少女漫画革命」を目指していたが、わたしはその革新的漫画家の描く14歳の残酷描写に耐えられなかったのだと思う。
その反対に、萩尾望都の視野の広さとその底に流れる人間的優しさには救われたし、その描写力が竹宮恵子に恐怖に近い嫉妬を与えたのかもしれない。
辛い話がメインだが、当時の萩尾望都とその周辺の交友も興味深い。知っている名前が次々と出てきて懐かしい。あの時代、少女漫画の変化する時代に現れた漫画家たち。わたしが今も読むのはそのほとんどがあの時代の漫画家たちなのだった。あの時代を知るひとたちには必読書だと思う。
#漫画 #少女漫画 #萩尾望都 #一度きりの大泉の話 #竹宮恵子 #読書
@Halca ほう、おもしろそう!一度観てみたいです。何パターンもあるとは…まあ、漫画のほうでも番外編が色々出ていましたけどね。
@gaby
面白そうと言っていただけて嬉しいです!(宝塚ファンはなぜかこういう身内感を出してしまうんです😂 )
アマプラで500円くらいで配信版が観れると聞いた気がします…!ただ海外からだと制限かかる現象もあるようなので、それが心配なのですが…!
漫画でも番外編出ていたのですね!今度本屋さんのぞいてみようと思います!
@gaby
はい、数年前に上演されました。流石に時間の関係でエドガーが家族を失ってからアランと一緒に旅するまででした。
ベルばらは主人公を変えたりして何パターンもやっています!(笑)「オスカル編」「アンドレ編」「フェルゼンとアントワネット編」と言った感じです!
ベルばらは相当チケット争奪戦が大変なのでふが、いつかご帰国された際に宝塚を観劇して頂きたいですー!