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おはようございます👹

昨日は奈良大学附属博物館「太田古朴が見た山里の文化財―高野山麓・細川八坂神社の仮面群」展を見に行きました。
太田古朴は、戦前〜戦後に活躍した在野(=大学などの研究機関に属しない)の仏像研究者です。奈良の有名寺院の仏像から地方の埋もれた文化財まで、多くの調査を行いました。

調査することは、価値を見出すこと。太田古朴の調査によって所有者が価値を認識し、遺失や破棄を免れた文化財が展示されています

1枚目は、鎌倉時代の地蔵菩薩の体内から小さい仏像や仏舎利が出てきた例 :blobcatnomblobcat:
普通お寺さんは仏像を分解したりしないから、誰かが調査を申し出るまで気付かないんだよね

2枚目は、空き家になった個人宅からレスキューされたお地蔵様。相続人が「あっ、そういえばこれ調査されたやつだわ :blobcatthinkowo: 」と思い出し、処分を免れ地元博物館に寄贈されることになったそうです :meowpensivepray:

奈良大学附属博物館「太田古朴が見た山里の文化財」展は7月27日まで。撮影OK、SNSアップOK

なんで奈良大学で仏像かというと、文化財学科が有るからです

これは常設の「仏像の作り方」解説展示

1枚目は古代塑像の作り方。木の骨組みに荒縄を巻きつけ、これに粘土を付けて形を作り彩色します(例:東大寺 戒壇院四天王像、新薬師寺 十二神将像など)

2枚目は脱活乾漆造、興福寺の阿修羅像がこれです。あの阿修羅像、表面の薄っすいガワの中身は空っぽで、木の骨が入ってるだけなんだよ!

※なお、日中に日常的に鹿が侵入して芝を食ってるのは奈良女子大学の方で、奈良大学ではありません :blobcatderpdeer:

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