小学生の頃に親に買い与えられて読んでいた『ああ無情』が私の特別な一冊!
これはヴィクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』の児童書バージョンで、社会情勢などの詳しい記載部分は省かれていたと思う。大人になってから完全版を読んで、やはり私にとって大切な作品だと再認識した。
小学生の私は、ミリエル司教の高潔な行いと、ジャン・ヴァルジャンの正しい人であろうとする精神に衝撃を受けた。
その頃はまだ本を読んで泣くということは無かった気がするけれど、今読んだら大号泣。 この二人のように生きることは本当に難しいことなのだと分かる大人になりました。