❤️111年目の中原淳一展❤️
中原淳一は昭和初期からファッションデザイナーとして活動し、終戦後に創刊した女性誌『ソレイユ』が圧倒的な支持を得たとあります。
工夫して美しく装った凛々しい女性たちのイラストが、どれだけこの時代の少女たちに勇気と希望を与えただろうと考えてしまう。心を持った人間であることを思い出させ、戦争中に失った生きる楽しさを取り戻したかもしれない。

浴衣や着物、工夫を凝らした手縫いのアップリケのスカートなんかも展示されていてこのエリアだけ撮影OKでした。着るものは自分で縫っていた時代。

でもただ身だしなみを整えるだけではなく「言葉」が溢れている印象が強かったですね。こうありたいと願い努力すること、一輪の花を飾り楽しむような心の豊かさ、生活を大切にして行き届いたものにすること、周囲の小さな喜びを探すこと、そういった理想の生き方の提示が随所にありました。

個人的に好みだったのはパリ滞在中に描かれたイラスト。スタイル画ではなく背景も描き込まれていて、街中にいてこそ映える女性の美しさがありました。
グッと心を掴まれたのは初期の作品。年表を見ると16歳の時の作品なんですよ。天才はその歳から天才なんだなぁ。
このパリでの絵と初期の絵のために図録を買いました。いい展覧会でした。 [添付: 6 枚の画像]

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可愛いものが好き、少女性が好き、着物が好き、となったらここを通らずにはいられない存在なんですね。中原淳一を知ったのはそういう経緯。
でもこれまではグッズや本を少し買うくらいだったので、今回初めてちゃんとした展覧会を見ました。

戦時下の社会では、華美で不健康な絵として非難の対象にもなったとありました。
国民が同じ服を着ることを求められた時代に、鮮やかで華やかな衣服に身を包んだ女性たちが描かれたスタイルブックを刊行したそうです。その強い信念に敬服するばかり。

もし中原淳一が生きた時代に生まれていたら、私もこの女性たちに憧れたりしたのかなぁ。私が少女の時は女の子っぽいファッションを毛嫌いしている時期もあったので、どうかな :blobcat_tabun_thinking:

グッズが沢山あって迷いましたが、リボン柄の手ぬぐいが買えてとにかく嬉しい :blobcatomekashi:
飴の缶のデザインがレトロでめちゃくちゃ可愛い。榮太樓總本舗とのコラボで、中身は黒糖飴!シンプルおいしい!
一目惚れした薔薇のミラーがエレガント。大好き 🌹

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