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アメリカ分断は二分ではなく大抵は三分されている。賛否両論があった上でどちらか寄りだけどどちらかである事を決めかねている層がいる。
あとアメリカは人種構成比率が地方により大きく異なるし、中絶問題のような宗教と男女性別の組み合わせで立場が様々に割れるような問題もあって最終的にどのような選択をされるかはトランプが何をするか、また何もしないかわかっている状況下で大統領本選でどんな結果が出るかは極めてわかりにくい。このためNYTの世論調査、従来の手法が通用しないことは自覚していて分析法を見直している。
一つだけ懸念事項は現時点で行われている共和党予備選2州分の結果が今後の他の州での予備選の結果と違いがないかどうかとヘイリー氏の地元でどの程度踏ん張れるか。州知事だったのに上院議員らがトランプ支持を表明しているという逆風の中でどの程度反トランプ票が示されるかはヘイリー氏がスーパーチューズデーまで継戦出来るかに直結する。
上院議員らの裏切り、反トランプ票には関係しないんじゃないか。するんだったらデザンティスの撤退＆トランプ支持表明でもっとトランプに支持が流れて良かったはず（デザンティスは自分の支持基盤が何か分かってなかった中でトランプへのエンドースメントやってるので再起は無理では？）
予備選の予想は簡単だしもう勝負はついている。トランプの問題は予備選でどれぐらい圧勝するかにかかっていて、50%台では到底その線に達しない。ましてヘイリー氏が残りをまとめている状態は反トランプの共和党支持者の多さを暗示している。
この状況で本選でどうなるかはわからない。バイデンの不利要素を言われているけど、それを超えてトランプに入れる保証があるわけじゃなく、トランプ陣営がバイデンから票を確実に削るには第３の都合のいい候補が必要になる。こういう人が出てきた時こそバイデン敗北の危機になるだろう。バイデン政権の元で起きた２つの巨大紛争の影響論から言えばトランプ支持層が問題になるのではなく反トランプ、反バイデンまたは反民主党がどの程度いるのかという読みが必要になる。正直こんなのわかるとは思えない。