大火災の街に空中から水を落とせばいいという話といい勝負。ちなみに山火事ではヘリ放水でトンオーダーの水を放水するバケットを陸自は持ってますが、あれ、一気に放水したらトンオーダーなのでまとまって落ちるとまあという。

海自はPS-1/US-1時代に改造機を使って放水試験自体はしている。問題は日本の消防が地方自治体の上に成り立っていてそんなものを調達運用できるところがないし、それ以前に山火事対応での対費用効果があるのかというところで結局誰も実用化には興味を持ちきれず改造機は元に戻されてEND。CH-47が執拗に放水すれば効果はあるのでというところで決着したような感じか。

陸自の山火事消火活動でのチヌーク運用、近くの水源(ダムや湖、池など)でホバリング、ぶら下げた消火放水用バケット(防水布でできていて機側のロープ操作で放水もしくは取水のための開口部操作が可能)に水を入れると離脱して放水予定点に飛んで放水を実施、そして水源に戻る。燃料が許す限りもしくは日中ずっとこの往復が繰り返される。

なおUH-1は消火放水飛行の際は1トンバケットを運用。CH-47チヌークは5トンバケットを使います。

2008年山梨県で災害派遣(山火事消火活動)中の陸自CH-47。ダム湖で水を取水して数キロ先の火災現場を往復していたが夕方一旦打ち切っていた(翌朝再開して鎮火して派遣解除だったように記憶)。

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実際の放水はこんな塩梅に。チヌークが頻繁に放水をやるので地図でダムか湖、池がないかと探して先程の給水場所は見つけたという流れだった。

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