小川公代『ゴシックと身体』(松柏社)、長年のゴシック小説研究から小川さんの問題意識の根となった部分が語られていて、非常に刺激的で面白かったです。ゴシック小説を角度を変えて眺めることで露わになる、怪物視される女性たち、家父長制への抵抗、理性と共感、政治性――特にウィリアム・ゴドウィンやメアリ・ウルストンクラフトの作品から、その娘メアリー・シェリーに至るあたりは白眉ですね。断片的な伝承バラッドの再話を、フランケンシュタインの怪物の創造になぞらえるあたりも面白い。
ゴドウィンの『ケイレブ・ウィリアムズ』『セントレオン』やウルストンクラフトの『女性の虐待あるいはマライア』はすごく読みたくなりました。国境を自由に超える放浪者メルモスを、国家身体の寓話やイングランドとアイルランドの政治状況として見るあたりも面白くて。
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