マイケル・オンダーチェ著 土屋政雄訳『イギリス人の患者』(創元文芸文庫)をいただきました。映画「イングリッシュ・ペイシェント」の原作ですが、解説で石川美南さんが書かれているように、全く別の作品と言えるほど趣が異なり、錯綜するエピソードや散文詩的な細部が素晴らしいです。火傷で顔も名前も失った男の存在は、姿の見えない小説ではより謎めいて感じられる。
解説でも触れられていますが、「イングリッシュ・ペイシェント」を編集したウォルター・マーチとオンダーチェの交流から生まれた本『映画もまた編集である――ウォルター・マーチとの対話』は、制作秘話から創作の真髄に迫るような本で、こちらも素晴らしいんです。
例えば、「オール・ザ・キングスメン」がテスト上映の観客の反応が悪すぎてお蔵入りになりかけたとき、自暴自棄になった監督がシーンの核を残して前後を切り落とし繋ぎ直すように言って縮めたら、エキサイティングなまでに混沌としたモンタージュ的な作品に生まれ変わっていた(その結果アカデミー賞作品賞を受賞)というような逸話がいろいろ語られているのです。
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解説でも触れられていますが、「イングリッシュ・ペイシェント」を編集したウォルター・マーチとオンダーチェの交流から生まれた本『映画もまた編集である――ウォルター・マーチとの対話』は、制作秘話から創作の真髄に迫るような本で、こちらも素晴らしいんです。
例えば、「オール・ザ・キングスメン」がテスト上映の観客の反応が悪すぎてお蔵入りになりかけたとき、自暴自棄になった監督がシーンの核を残して前後を切り落とし繋ぎ直すように言って縮めたら、エキサイティングなまでに混沌としたモンタージュ的な作品に生まれ変わっていた(その結果アカデミー賞作品賞を受賞)というような逸話がいろいろ語られているのです。