『金星の蟲』 (ハヤカワ文庫JA) の見本が届きました。ねじれさんの装画と川谷デザインさんの装丁がひたすら格好いいです。本書は『オクトローグ』収録の8編+大森望さんの解説に、「SFマガジン」連載中のイラストストーリー「幻視百景」数話と著者解題を加えた文庫版です。10月18日頃発売。
刷版工場で働く男の日常が侵食されていく表題作、環形動物に変えられた囚人の脱出劇「環刑錮」、異星の植物生態系と人類の探査隊の攻防を描く「ブロッコリー神殿」、怪獣の死骸を処理する特殊清掃会社「痕の祀り」(挿画は加藤直之さん)、無限に続く穴を落下し続ける塔の物語「堕天の塔」など。