小川公代 吉野由利 編『感受性とジェンダー 〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ』(水声社)、造本が美しい…。カズオイシグロ、オースティン、ウルストンクラフト、ルソー、ヒュームらの著作を通して共感とはなにかを探る論考の数々に没頭して読みました。10年間の研究成果とのことで濃密。複数の章で言及されるデイヴィッド・ヒュームの共感の話が特に印象的でした。『ジェイン・エア』の分析にもはっとさせられる。「共感」という言葉に複雑な思いを抱いている人ほど面白い本だと思います。
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