コロナで他大学の利用者を受け入れていなかった専修大学図書館で、ようやく文献調査ができた。実際、昨年から受け入れていたようだったけど、こっちのタイミングが合わなくて…。でもコロナ下(この漢字変換もありでしょう)でずっと希望出していたやつなので、少し感慨深い。
これまで直接所蔵先に閲覧願いを出すという方法を取っていたけれど、所属大学図書館の紹介状が必要というパターンは初めてだった。この方式だと極めて事務的で、図書館が間に立つから先方と名刺交換とかもなく、礼状も不要。むしろ自分の所属図書館にお礼をお伝えしたくらい…。
まあ直接お願いをして断られるときのショックもそれなりにあるので笑、事務的な方が気が楽は楽ですけれど。同じモノを対象としていても、研究者や研究機関にとっては学術、所蔵者にとっては私的な宝物ということになるので、見せていただくときのプロトコルは当然違うものになるわけです。
私は不届き者で、若い頃は原本など見なくても研究できると思っていたし、「見せてもらえるポジション」という政治性も問題だと思っていたので、敢えての影印やネット画像だった面もなきにしもあらずですが、ネット画像がこれだけ一般化してしまうと敢えて逆の価値を考えてしまうというか…基本不届き者なんだと思います。