かつて学生に勧められて『東京卍リベンジャーズ』を読んだときに、価値観のアップデートのなされなさに相当驚いた記憶がある。大手少年誌である。
対極にあるジャンプラなどではその手の心配はほとんどないので、油断していたということなのかもしれない。しかしそれを言うとヤンキーもの自体が少年誌で成立しないということにもなり、難しい。ポリコレ的に正しいヤンキーマンガというのも形容矛盾であるようにも感じられる。
少年マガジンの作家の中に性暴力を好む人間が紛れている
https://anond.hatelabo.jp/20231024005450
で、これだ。(リンク先のリンクはかなりどぎついので耐性がない方は踏まない方が良い)
個人的には表現の自由は守られるべきものだろうけれど、ゾーニングを理由に許されるというならば、それを内心の自由に置き換えて児童への性犯罪の欲望を持つものが教員でもいいか、というと少なくともどこかで表明された時点で違う倫理に触れるに違いないと思う。同様に、本件もこれが世間に漏れてしまった時点で、倫理的な問題に不可避的に曝されてしまう。その時、問われるのは言うまでもなく出版社の倫理だろう。
バレなきゃ何をやってもいいとは思わない。しかしバレたらもうダメだということも世間にはあると思う。