痛ましい事故。山形に長く住んでいた感覚からすると、起こりえただろうなという気もする。ひとつには、日本一暑い記録を持っていたことがある山形では、暑さをどこか許容する雰囲気があったこと。でもそれ以上に思うことは、もうひとつ、強烈な部活文化、熱心な地域と親、精神論的な雰囲気が今も残っていること。
山形 熱中症疑いで中学生死亡 部活前に「暑さ指数」測定せず | NHK | 熱中症
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230731/k10014147981000.html
女子中学生熱中症疑いで死亡 米沢市教委が対策案報告 ペットボトルの持ち込みなど(YBC山形放送) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b5e49f5331161cd21cdbbc28745a9cf06a2e998
子どもが体験する学校文化の中で、中学校がいちばんしんどいんじゃないか、と高校生、大学生の子どもを持つ親としては思う。特に山形では。のんびりしていた世界から急に軍隊式になる。部活を夜10:00までやる、朝は6時台から朝練、というのもざらに聞いた。あれで子ども達の何かが急激に育ち、あるいは急激に壊れる。
そういう雰囲気の中で死亡事故が起こることは全然不思議じゃない。ネット上の批判には、いまさらペットボトルという声も。そうなんですよ。
まあでも部活のそういうやばさは、地方社会では全国共通じゃないかな、と思う。