透けて見えるのはアジア圏っていうか、中国への蔑視なんだよな。
「日本側はこんなにやってんだから受け入れろ!そうじゃないのはおかしい!」ってな感じの。
第三者としてIAEAを持ち出しても先日のクーリエに掲載されたニューヨーク・タイムズの記事「核の被害と植民地主義の表裏一体の関係「すべてが安全だ」と言い続けたフランスを信じるしかなかった」
でもあるように、
>2006年の報告書の正当性を訴える人たちは当初、国際原子力機関(IAEA)がその調査結果を検証したと主張した。だが、ポリネシアの議員や活動家たちは、IAEAが検証したのは報告書の方法論のみで、データの数値の正しさは検証していないことを発見した。
正当性の担保として機能し得ない。
こういったIAEAの歴史や日本政府、東電などの日本の電力事業者、監督行政の歪み、などから考えても懸念を示す相手側を「信用しないのはお前がおかしい!他のことはどうなんだ!?」と返すロジックを評価するのはそこに相手側を蔑視し敵視する無自覚な差別意識があるからだと言えるだろう。