何らかの音楽を書く時にどう記譜したら収まりが良いのかしばらくモヤモヤしていたのだが、結局バッハの旧全集のように書くと気持ちが落ち着くような気がした。
多分普段見慣れているというか、一番見る事の多かったタイプの記譜だからだと思う。
バッハの教会カンタータを聴くと切り替えてには大体ペトルッチのライブラリーから引っ張ってきた楽譜を読んでいたから、結局はそれが原因なのだろう。
おかげでハ音記号によって記譜された声部を読むのに慣れてしまった。
テナー声部がト音記号を用いて書かれていると、それが一般的であるらしいとは知っているものの妙にソワソワするようになってしまった。
尤も教会カンタータでは大抵合唱部分においては器楽が声をなぞっている事が多いと思うので、ハ音記号を読めなくても問題がなかったと言えば問題はなかったのだろう。
それに声楽によるソロ部分は単体であれば幾ら何でも読むのはそう難しくないように思われるので、結局のところ読むのに慣れている等と言っても自分の読譜能力は一般人とそう変わらないのかもしれないが。
誤「教会カンタータを聴くと切り替えてには」
正「教会カンタータを聴く時には」